真柏の盆栽の鉢 3鉢を植え替えました。鉢からはずし、しっかりつまった根をほぐします。3鉢とも昨春は植え替えなかったので、根が固くつまっていました。古土を割り箸で落として、少し根を整理します。
植え替えの鉢は今までと同じものを使いました。鉢底ネットを置き、そこに針金を通してから木の根鉢を置き、針金で固定します。植え込む土は赤玉土7・桐生砂2・腐葉土1に配合しました。
ふるいで細かな砂と大きいものはよけてあります。用土を入れながら割り箸でつついてまんべんなく用土が入るようにします。
用土がつまったら、仕上げにホソバオキナゴケを貼っていきます。この植え替えのために用意しておいたのです。苔を貼ったあとは、水を張ったバケツにつけてたっぷりと水を遣って植え替えの完成です。他の盆栽数鉢と、全部で10鉢ほど植え替えました。
真柏は冬に石灰硫黄合剤を散布したので少し葉が白っぽいです。また、幹のシャリ(白く枯れたように見えるところ)部分とジン(枯れたような枝先)に石灰硫黄合剤を塗りましたので、そこはまだ真っ白に見えます。
3鉢の真柏ともシャリがあります。また少しだけ大きめの小品盆栽の2鉢にはシャリもあります。
あまり盆栽は手にしないのですが、この真柏はどういうわけか昔から好きなのです。何というか、「動と静」が感じられるような気がします。落ち着いたたたずまいも荒々しい風合いも好きです。まだまだ真柏の盆栽としては未完成でこれからですが、ずっと息長く育てていきたいです。