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 いつも遠い空を想って

slowlife21.exblog.jp

 うつ病と共存しながらの時間。完治に向けての日々と音楽や植物・工芸・アウトドアなどを綴っていきます。

北ア 爺ガ岳東尾根・・・2017.3.26

  何度か目が覚めてはまた眠るをくり返して2時過ぎに起床。眠れたのか眠れなかったのか。テントから顔を出すと、星が出ているが少ない。きっとうっすらガスがかかっているのだろう。
  ガスコンロに火をつけ、お湯を沸かし、ゆっくりとコーヒーを飲む。昨日登って本当に良かった。今日は下りるだけなのですごく気が楽。東尾根は登山口から山頂まで標高差約1700mあり、上高地から奥穂高に登るのに匹敵する。昨日は1700m登って800m下りたのだから今の自分にとっては頑張ったと思う。朝食のラーメンを作っていたら、近くのテントも起きていて、どうやら山頂へ向かう気配。無事を祈る。北ア 爺ガ岳東尾根・・・2017.3.26_c0176807_18460980.jpg
朝食をとってゆっくりパッキングを始め、テントを撤収。眺望もここでお別れ。どんよりした空の下、ガスの合間に爺ガ岳や鹿島槍が見えたが間もなく見えなくなってしまった。
  下山にかかる。ここ2~3年、冬山で必ず踵に靴擦れが出来てしまっていた。それで毎回苦しんでいた。今回は事前にテープを貼り、注意深く靴紐を締めたのだが、なんとか靴ずれにならないで済んでいるようだ。登りよりもはっきりしたトレースを踏んで下りるが、それぞれのピークの直下は急な下りのため、右膝を痛めている足にはけっこうつらい。途中でとうとう雪が降り始めた。
今回、せっかく北アルプス北部まで来るのだから爺ガ岳の後に続けて白馬岳を栂池から登りたいと思っていたが、少し疲れているし、右膝も痛い。何よりどんどん大つぶな雪が降ってきていて、出発前の想定より大雪になりそうだ。この状況では入山してBCを張ってそこまでで終わりそうだし、白馬乗鞍岳の斜面も雪崩があるかもしれない。また、アプローチのゴンドラの運航も心配だ。
 膝にダメージが少ないように慎重に下りたが、鹿島まで2時間かからないで下りてしまった。鹿島集落まで下りるとすでに雪は新たに積もり始め、どんどん降り続いていた。次の山行をとりやめたので、手早く着替えて、近くの大町温泉郷へ向かう。案内所で朝からやっている温泉を尋ね、そこでゆっくりと熱い湯につかった。寒い山に登った後の温泉は本当に心までしみる。身体がほぐれてすっきりする。途中、道の駅おがわに寄って土産を買い、ざるそばを食べて、雪が降る信越道を走る。道が関越道に入る頃には雪は雨になっていた。


by hastamanana21 | 2017-03-27 19:17 | アウトドア | Trackback | Comments(0)

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