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 いつも遠い空を想って

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 うつ病と共存しながらの時間。完治に向けての日々と音楽や植物・工芸・アウトドアなどを綴っていきます。

HEADWAY HCFー500M アコースティックギター7(2004年製) 

 Headway ヘッドウェイのユニバースシリーズのオーディトリアムモデル(000モデル)です。HEADWAY HCFー500M アコースティックギター7(2004年製) _c0176807_20261988.jpg材質はTOPはイングルマン・スプルース単板で、SIDE・BACKはマホガニー単板です。TOPのイングルマン・スプルース単板はうっすらトラ目の入った木目の緻密な良材です。イングルマン・スプルースは割合やわらかい材ですが、強度もあり、高級TOP材として用いられています。SIDE・BACKのマホガニーもきれいに木目のそろった良材を使用しています。リボン杢と呼ばれるきれいな杢が出ています。ネックはマホガニー。指板・ブリッジはローズウッドです。ナット・サドルは牛骨製です。HEADWAY HCFー500M アコースティックギター7(2004年製) _c0176807_20265134.jpg
 弦長は645.2mmのOMスケールで、ネック幅はナットで43mmです。指板のポジションマークにはアバロンのキャッツアイのインレイが施されており、ヘッドにはHeadwayのロゴとフラワーポットのインレイがアバロンで施されています。さらにロゼットとボディ外周にはヘリンボーンが施され、その外側はメープルとマホガニーからなる、木製バインディングとなっています。HEADWAY HCFー500M アコースティックギター7(2004年製) _c0176807_20271848.jpg天然・自然資材を意識して扱っており、ブリッジピン・エンドピンもエボニー製です。弦高も低めで、大変弾きやすいセッティングです。
 このような良い素材に大変凝った仕様で、驚くほどコストパフォーマンスが高いです。通常であれば、その倍以上の価格になると思います。このシリーズは大変コストパフォーマンスが高く、多くの高い評価を聞きます。マーチンをはじめいろいろなメーカーの同クラスのものを比較して、圧倒的にこのシリーズの出来が良いと思います。本当に評判のいいシリーズでしたが、大変残念なことに、製造が終了してしまいました。HCF-500M・HCF-500Rともに大変素晴らしい出来です。他のメーカーを含めても、これほどCPの高いアコースティックギターは、他にないのではないかと思います。HEADWAY HCFー500M アコースティックギター7(2004年製) _c0176807_20274172.jpg   
 音は、総単板のため音量も豊かに鳴り響き、音の粒立ち・分離もいいと思います。TOPのイングルマンとマホガニーの組み合わせで、大変レスポンスのよい音です。音色はいくぶん軽快で明るい音色です。そして、大変やわらかい表情から、メリハリのある音まで、表情豊かに鳴り響きます。音の粒立ち・分離・サスティーンとも、満足のいくレベルです。低音もよく響きますし、高音なども伸びていると感じます。
そして、このシリーズは、気軽に持ち出して屋外でも弾くことが出来るのも長所です。
by hastamanana21 | 2010-06-20 17:48 | My Guitars | Trackback | Comments(0)

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